プリント基板製造工程の概要を、簡単にご案内いたします。
全行程のご紹介ではありませんが、各工程の担当者が品質第一をモットーに取り組んでおります。
写真ではご紹介し切れませんが、各工程のチェックリストの記録管理や社員教育にも力を注いでおります。
整理整頓、清掃、清潔はもちろん、報告、連絡、相談(ホウレンソウ)といった躾を含む、5S活動も積極的に行っております。
お客様からお預かりしたガーバーデータをチェックします。パターン設計上の不具合やデータの再現性をチェックし問題があればお客様とご相談いたします。
ガーバーデータよりパターン、レジスト、シルクのフィルムを作成しています。埃を嫌う工程なので、部屋を隔離し防塵対策を徹底しています。
基板のベースとなる材料を切り分けています。
スルーホール、ノンスルーホールや位置決め用の穴明けをしています。
多層基板のパターンを圧着させ張り合わせる積層プレスです。
わずかに見える人の大きさと比較すると、大きさが想像できます。
基板の洗浄工程です。
基板が流れる工程は、どこも常にきれいな状態に維持します。
写真は、洗浄工程の洗浄漕を分解清掃しているところです。
エッチングを終えた基板です。
エッチング後の基板を目視で検査しています。
基板のメッキ漕です。
エッチングを行った基板のスルーホールメッキをしています。
メッキ漕に使用する薬品の濃度設定も重要な管理項目です。定期的にpHや濃度を測定しています。
レジスト印刷工程です。埃を非常に嫌う工程ですので、部屋も隔離し防塵対策を徹底しています。
シルク印刷をおこなっている写真です。この場合は熟練した作業者の手作業により行っています。基板の量や大きさにより、手作業や機械を使い分けします。
基板の外形加工を行う、抜き型プレス機です。最大110トンもの加重を加える設備も備えています。
フライングチェッカーによる導通検査行っています。
専用治具による導通検査です。形の同じ量産品を検査する場合が一般的です。
最終工程の拡大鏡による外観検査。一つ一つ丁寧に行っています。
非常に細かいパターンのチェックは、顕微鏡から画面に取り込んでチェックします。
最終外観検査を終え、緩衝剤によって丁寧に包装します。輸送途中に破損しないよう神経を使い、注意して梱包し出荷を待ちます。